SIEファースト・セカンドタイトルをまとめてみた【PS4編】

今ではHorizonシリーズで有名なGuerilla GamesがPS2～3時代に展開していたFPSタイトル。ナンバリング4相当である本作はPS4のローンチタイトルとしてリリースされました。

縦マルチではなく、PS4独占です。

Sucker Punch ProductionsがPS3時代に展開していたアクションアドベンチャーの最新作。ナンバリング3相当の本作はローンチには間に合わずでしたが、1年目のキラータイトルとしてPS4を牽引しました。

本作も縦マルチではなくPS4独占です。PS4への移行を強気に促しています。

Naughty DogがPS3最終年に発表した新規IPアクションアドベンチャーのリマスター。前年にGame of the yearを総なめにした傑作がさっそくPS4にやってきた形です。追加エピソードDLC「Left Behind」同梱。

本作はPS4の定番ソフトとしてロングセラーになりました。

同年に発売されたinFAMOUS Second Sonの前日端DLC。本編では主人公の仲間キャラだったフェッチが主人公。

Demon’s Soulsでいちジャンルを開拓したJapan Studio × FromSoftwareのタッグにより、傑作アクションRPGがまた生まれました。

居並ぶソウルシリーズ・ソウルライクの中でも特段の人気を誇る1作で、リメイクを求める声が絶えません。

アクションアドベンチャーの名作アンチャーテッド1～3のリマスターがセットになった一作。邦題は「アンチャーテッド コレクション」。

オリジナルはNaughty dog開発でしたが、本リマスターはBluepoint Gamesが開発。ちなみに当時のブルーポイントはまだ買収される前です。

翌年にアンチャ新作が控える中、PS4から入った新規ユーザーにとってフランチャイズの入り口になりました。

本編の8カ月後にリリースされた拡張DLC。

DLCをもってBloodborneは完成したと言われることも多い、高評価のDLCです。

Japan Studioが2012年にPlaystation Vita向けに発表したアクションアドベンチャーのPS4向けリマスター。開発はアンチャコレクションと同じくBluepoint Gamesが担当しています。

ちなみにグローバルではGravity Rushとして知られていて、超長い副題は無くなってしまっています。

Naughty DogによるPS3時代のIP最新作。プレイする映画と呼ばれる傑作アクションアドベンチャーシリーズの集大成として制作されました。

本作はこの年の最多GOTYに輝いた名作です。個人的な印象ですが、PS4が勢いづいてきたのはこの頃からだと思っています。

ラチェット&クランクはInsomniac GamesがPS2に展開していたIPで、日本でもそこそこの知名度が当時からあったように思います。ジャンルはTPSプラットフォーマー。

PS3以降リアル調の新規IPに移行するスタジオが多い中、インソムニアックはPS3以降も毎世代ラチェクラをリリースしています。本作は副題が無いリブート的な一作でした。

ちなみに当時のインソムニアックはまだ買収前です。

Japan Studio × genDESIGNのタッグによるアクションアドベンチャー。ジェンデザインはICO・ワンダと巨像のディレクターである上田文人氏が設立したスタジオで、本作は上田氏最新作として長らく注目されていました。

初報が2009年だったので相当の難産 ( あるいは初報が早すぎた ) でしたが、しっかり評価された作品です。

シリーズ2作目にして最終作となった本作は、最初からPS4向けに制作されました ( 前作はPSVita ⇒ PS4リマスター ) 。前作のオリジナル版に引き続き、本作もJapan Studio開発。ジャンルはアクションアドベンチャー。

ディレクターは前作に引き続き、SILENT HILLとSIRENでも知られている外山圭一郎氏です。Japan studioはこの3年後に閉鎖してしまいますが、氏はその少し前に退社して独立しています。

Guerilla Gamesの代表作となった新規IPオープンワールド・アクションRPG。この時期はオープンワールドが業界のトレンドになっていたのですが、SIEは本作でようやくその流れに乗りました。

惜しむらくは、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドと発売日とジャンルが被ってしまったことです。本作はこの年のGOTY次点でしたので、ブレワイさえなければとGuerillaは歯嚙みしていたと思われます。

前年にリリースされたアンチャーテッド4の追加ストーリーDLC。

DLCとしては大ボリュームで、スタンドアローン版も発売されました。アンチャシリーズの主人公は今までネイトが務めてきましたが、本作ではクロエが主人公を務めました。

PlayStationのレースゲームといえば、グランツーリスモ。開発はシリーズを通してPolyphony Digitalです。

前作グランツーリスモ6は2013年末にPS3でリリースされましたが、この2013年末というのは海外では既にPS4が発売されていた時期でした。普通なら縦マルチ、あるいは後発でPS4が出そうなところでしたが、結局出ず。

PS4向けには本作SPORTが開発されていたようで、結局PS4のライフサイクル中期である、この年のリリースとなりました。ライブサービス型のゲームとして2024年まで運営。

本編の8カ月後にリリースされた追加ストーリーDLC。邦題 ( Horizon Zero Dawn：凍てついた大地 ) がダサいのがいまだに気になっています。なんで無理に訳そうとするんでしょうか…。

ちなみに続編のForbidden Westは最終的には原題がそのまま採用されましたが、当初は「禁じられた西部」と訳されていました。危ないところでした。

PS4 5年目にしてようやくSanta Monica Studioの新作がリリース。God of Warという強力なアクションアドベンチャーIPのリブートである本作は評価・売上ともに非常に高く、この年の最多GOTYに輝きました。

PlayStation studioでもオープンワールドの作品が増えつつある時期でしたが、本作はリブート以前から続くリニアな作りを徹底しています。

Quantic DreamはPS3時代からPS向けにアドベンチャーゲームを提供してきたスタジオです。本作はその集大成の一作で、分岐が多すぎてオープンシナリオゲームとまで呼ばれています。

ちなみに本作はSIEパブのタイトルの中で、一番最初に後発PCマルチが実現した作品でもあります。Steam上でのパブリッシャーはQuantic Dream自身なので、IPの権利は自分たちで保持しているようです。

スパイダーマンという最強の版権が、Insomniac Gamesによって最高品質のゲームに仕上がりました。本作の大成功を受けて、翌年にインソムニアックはとうとうSIEに買収されます。

本作はニューヨークを舞台としたオープンワールド・アクションアドベンチャー。街並みの再現度がすごく、ゲーム内を探索するだけで観光気分を味わえます。

本編リリース時にシーズンパスとして販売されていた後日談ストーリーDLC3部作。1つ1つのボリュームは小さいですが、3つまとめると一般的な追加DLC相当のボリュームです。

Bend Studioによるオープンワールド・アクションアドベンチャー。同スタジオはこれまで携帯機向けのアンチャーテッドなど既存IPの展開に集中していましたが、本作で据置機向けのオリジナルIPに挑戦しました。

ここまで挙げてきたタイトルの中でも特にMetascoreが低くなってしまっていますが、User scoreは8.5と高いです。評価を落としている個所と、好きだと思える箇所がはっきりしている尖ったタイトルです。

コナミを退社した小島秀夫氏が設立したKojima Productionsによる新規IPオープンワールド・アクションアドベンチャー。バイオRE2・Sekiroと最多GOTYを争いました。

独立からたった4年でリリースされた本作ですが、Guerilla Gamesが開発したDecimaエンジンを利用しています。驚異的な開発スピードはSIEのサポートが大きかったようです。

ちなみに本作もSteamへ展開される際にSIEパブが外れました。昨年リリースのDetroitと同じ構図です。

PS3世代最後の傑作となったThe Last of Us。くしくもその続編もPS4最終年のリリースとなりました。前作同様Naughty Dogによるアクションアドベンチャー。

2016年に初報トレーラーが出てから、ファンが待ち焦がれた一作でした。しかし発売当時の現実世界はパンデミックの最中で、そこに本作の容赦ない抉るようなストーリーでしたので「否」が多めの賛否両論となりました。

そうはいっても作品のクオリティ自体は期待通り抜群で、この年の最多GOTYに輝きました。

2017年のParis Games Weekで初報が出てから2020年のリリースまで相当待たされましたが、滑り込みで現世代に間に合いました。Sucker Punch Productionsによるオープンワールド・アクションアドベンチャー。

サカパンにとっては、PS4初期にリリースされたinFAMOUS Second Son以来の新作になります。PS4はサカパンで始まって、サカパンで終わりました。

本作はホライゾン・スパイダーマンと同じオープンワールドですが、作中の景観がとにかく壮観で、移動が楽しくなるレベルでした。SIE同士でオープンワールドゲームが食い合わないよう、上手く差別化されている印象です。