この記事では龍が如く8がどういうゲームか、レビューを交えて紹介したいと思います。
先に結論だけ載せておきます。
- 採点:8点 / 10点満点
- プレイ時間:クリアまで63時間 / クリア後やりこみ含めると95時間 ( 追加DLCは未購入 )
- 本編トロフィー:100%トロコン ( プラチナ:1 / ゴールド:1 / シルバー:1 / ブロンズ:62 )
- 追加DLCトロフィー:未購入のため取得率0%
龍が如く8の基本情報 & あらすじ
プラットフォーム | PS5 / PS4 / Xbox Series X/S / Xbox One / PC |
発売日 | 2024/1/26 ( 世界同時発売 ) |
開発元 | 龍が如くスタジオ ( セガ 第1事業部 ) |
パブリッシャー | セガ |
ジャンル | アドベンチャーRPG ( 公式はドラマティックRPG ) |
ディレクター | 堀井亮佑氏 |
プロデューサー | 横山昌義氏 ( 総監督 ) 阪本寛之氏 ( チーフプロデューサー ) |
販売本数 ( シリーズ累計 ) | 100万本以上 ( 2230万本以上 / 龍8発売前時点で2130万本超えとのこと ) |
Metascore | 89 |
再び「どん底」から這い上がる男、春日一番と「人生最期」の戦いに挑む男、桐生一馬。 二人の主人公が繰り広げる、シリーズ最高のドラマを描いた超大作RPG。 より戦略性を増してパワーアップしたバトルや、シリーズ初の海外ステージ「ハワイ」ならではの様々なプレイスポットなどを遊び尽くせ!
Steam商品ページより
8から初めて大丈夫? ⇒ 7はプレイ推奨 / 6以前は任意
龍が如くシリーズは初代が2005年にリリースされて以降、同一主人公で6までナンバリングを重ねてきましたが、7で新主人公に切り替わっています。7はナンバリングこそ付いていますが、シリーズのリブート的な一作です。
本作8は、シリーズリブート作である7の直接の続編になります。ですので、ストーリーを重視するなら7を先にプレイするのがオススメです。ちなみに7のストーリーは本当に素晴らしいです。
一方で7はバトルシステムに課題有りです。8ではバトルがかなり改善されていますので、8 ⇒ 7の順でプレイすると特にバトル周りがしんどいかと思います。
「最新作の8を先にプレイして、面白かったら7に戻る」というスタンスも有りだと思いますが、その場合は7のバトルにイライラさせられる可能性がありますので注意です。
参考:私がプレイしてきたシリーズ作
シリーズ作をどの順番でプレイしようか悩んでいる方向けに、参考までに私のプレイ歴を述べておきます。
「 ( ジャッジアイズ ⇒ ) 7 ⇒ ( ロストジャッジメント ⇒ ) 極 ⇒ 0 ⇒ 維新!極 ⇒ 7外伝 ⇒ 8 」の順でシリーズ作をプレイしてきました。「極」というのは1のリメイク、「維新!極」は維新というスピンオフのリメイクです。
2~6は未プレイです。
ジャッジアイズは木村拓哉さんが主人公のフェイスキャプチャと声をあてたことで有名な作品ですが、シナリオが最高です。続編ロストジャッジメントは龍7と舞台を共有しているとのことでしたので、先に7をクリアしました。
龍7が面白かったので、7と同じくらい評判の良い0をプレイしたく、その前提知識のために1のリメイクをクリア。次いで目当ての0をクリア。以降は最新作がリリースされるたびにプレイしています。
龍が如く8のレビュー
ストーリー面
龍が如くシリーズの特徴と言えば、
- 現実都市をモデルとしたアドベンチャー
- 良い意味でふざけたノリの豊富なサブミッション
など色々あるかと思いますが、一番の特徴は「魅力的なストーリー」だと思っています。
私は前作の龍7、及び世界観を同一にする別シリーズ ジャッジアイズのストーリーが大好きですが、本作龍8のストーリーはこれらの作品と比べるとイマイチだったと思います。
本作の感想でよく見る指摘なのですが、主人公である春日一番が何をされても全て許す聖人過ぎて人間味が薄くなってしまっています。プレイヤーに春日の行動を納得させるためには、色々と描写が足りていないと感じました。
ちなみにシナリオの評判が特に良い龍0・龍7・ジャッジアイズは古田剛志氏による脚本でしたが、本作龍8での氏のクレジットは脚本協力でした。
次作以降、また古田氏がメインの脚本を楽しみにしたいと思います。
ゲーム面 ( バトル・アドベンチャーなど )
手放しで素晴らしかったです。
バトル面に関しては、前作7で一番の課題だったテンポの悪さが大幅に改善されていました。また、コマンドRPGでありながら位置取りによって仲間キャラと連携技を出せたり、バトルの戦略性が増しました。
バトル演出に関しては7の路線を引き継ぎつつ、順当に進化させていると感じました。7ではストーリーの先が気になるからバトルをこなすという感じでしたが、8ではバトル単体で楽しいと思える出来でした。
アドベンチャーパートに関しては、ハワイマップの作りこみが見事でした。ランドスケープがたくさん配置されていて、ハワイ初見の主人公とともに観光気分が味わえます。クリア後に現実のハワイに行ったら感動すると思います。
ハワイマップは非常に広かったですが、密度も濃かったです。いくら街並みを作りこんでも、探索要素が薄ければ持ち腐れです。本作は探索のリターンがしっかり設計されており、隅々まで探索してしまいました。
トロフィー感想
ゲームクリア時点ではサブ・やりこみ系のトロフィーが残っていましたが、トロフィー獲得難易度・プレイ時間いずれも現実的でした。トロコンできそうと感じたのでトロコンした、という感じです。
ハワイと横浜にレベル上げダンジョンがあるのですが、いずれも未クリアのままストーリークリアしてしまいました。ですのでトロフィーのためだけにダンジョンに臨みましたが、ギリギリしんどくなる手前のボリュームでした。
正直7の戦闘だとダンジョントロフィーはしんどいと思ってスルーしていたかもしれません。8の戦闘は楽しかったので平気でした。特にダンジョンボス戦は歯ごたえがあって良かったです。
おそらく最後に残るトロフィーは春日のレベルを70まで上げるヤツかと思います。私は最後はレベルアッパーというアイテムを使いました。早期購入特典分と、あとはミニゲームの景品で数個入手して最後にブッパして達成しました。
トロコンに至るまでに作業感を強く感じたのは春日のレベル上げくらいで、他は用意されたコンテンツを楽しく遊んでいるうちにトロフィー獲得できるように設計されていました。
まとめ
改めて結論を載せておきます。
- 採点:8点 / 10点満点
- プレイ時間:クリアまで63時間 / クリア後やりこみ含めると95時間 ( 追加DLCは未購入 )
- 本編トロフィー:100%トロコン ( プラチナ:1 / ゴールド:1 / シルバー:1 / ブロンズ:62 )
- 追加DLCトロフィー:未購入のため取得率0%
正直ストーリーがもう少し良ければなぁ、と思っていますが、それを補うくらいにゲームプレイ面が前作から進化していました。ゲームプレイが楽しくないと、クリア後に32時間もやりこめません。
願わくば、次作は龍7以上のストーリーと、龍8以上のゲームプレイの作品を遊びたいです。贅沢かもしれませんが、シリーズファンとして期待しています。
以上です!
参考:初報~発売までのトレーラーまとめ
興味ある方は折りたたみを展開ください。
ここ数年は東京ゲームショウ直前に龍が如くスタジオによる新作発表会イベント「RGG SUMMIT」が行われています。
RGG SUMMIT 2022は「維新!極」・「7外伝」・「8」と3作品が一斉に発表された豪華なイベントでした。
龍が如くやメタファーなど、セガの新作はXboxのショーケースで発表されることが増えてきました。
この2ndティザートレーラーは内容が非常にキャッチ―で良かったです。
7外伝のキャスト発表がメインのイベントでしたが、8の情報も少しだけ公開されました。
春日と桐生の会話シーンがお披露目となりましたが、正式なトレーラーではないので個別の動画としてはアップされていません。イベントアーカイブを追えば内容確認できます。
初報が出てから約1年後のRGG SUMMITにてストーリートレーラー・ゲームトレーラーが公開されました。発売日と出演者の発表に加え、ハワイ舞台が判明したのもこのイベントでした。
Xbox Partner Previewで龍8の情報が出るとは予想しておらず、不意を突かれました。内容もぶっ飛んでいてビックリすると同時にワクワクもして、宣伝上手だと思わされたトレーラーです。
ドンドコ島トレーラーの公開以降は、バトルシステム詳細などの情報が小出しに宣伝されていました ( 公式HP更新 & プレスリリースで宣伝 ) 。また、出演者のインタビュー動画なども多数上がりました。
徐々に龍8の盛り上がりを演出していっている中で、初代発売日である18周年の日に公開されたのが本トレーラーです。初代発売日に桐生さんメインのトレーラーというのはニクい演出です。
この後にもキャラ紹介動画やCMなどが上がりましたが、トレーラーとしてはこの映像が最後となりました。